洛友会本部および支部の予算作成方針の変更
木村 磐根(昭30年卒)
洛友会本部の役割は、会員の方々から会費(本部会費と支部会費)を頂き、本部会費により会報を発行するとともに、隔年に名簿を発行することであります。ただ、名簿の発行年には、この費用を若干援助して頂くためと支部活動の援助のために、支部で名簿掲載広告を集めていただいております。
一方、本部の名簿印刷費・郵送費を除く支出はほぼ毎年一定でありますが、会費納入率が年々減少しているため、本部で使える予算が年々減り、会報の発行回数を減らして対応せざるを得ないという事情があります。上記名簿広告と会費納入率との関係で、本部会計と支部会計の間に経理上に行き来が発生いたします。毎年本部総会でその具体的な内容をご承認いただいております。経理上の行き来は一定のルールによっておりましたが、そのルールがわかり難いという支部からのご指摘もあり、ルールを単純明快化する方向で2001年度の予算作成時から、各支部のご了承を得て、本部の予算作成方針を下記のルールによって行うことになりました。
本部の支出は名簿発行用を除外すると毎年ほぼ一定であるが、隔年に名簿を発行するため支出が2年周期で変動する。そこで予算計画を2年を一サイクルとして建てる。支出としては名簿関連を除いた定常的な本部活動費の過去2年分をBとする。
2.本部収入は会員の年会費の収入が主なものであり、過去2年分の合計をAとする。上記AからBを引いた残額から名簿発行費用(印刷費と送料)を減じた額Cは赤字になるので、この赤字分を支部で集められる広告費から負担いただく。
3.なお支部は規模の大小があり、小さな規模の支部では広告収入が見込めないため、支部会費(会員一人1000円)だけでは支部活動が十分できない。そこで総広告費から各支部へ2年ごとに10万円の支部交付金(9支部で計90万円でこれをDとする)を支出する。
4.広告を集めることの可能な支部では、広告費からまず30万円の基礎控除を差し引いた額から、2項の名簿のための補填額Cと支部交付金Dを一定の率で(10〜20%で2年ごとに若干変動する)で分担いただき、その残りを支部活動費に使って頂く。
このルールの実施の結果、広告費から名簿発行費のために補填いただく額Cは2003年度予算では60万円弱(総広告費の6%程度)であります。またこの新方式により本部としては年4回の会報発行を継続することができるようになりました。なお本部としては、会報印刷費、名簿印刷費など、必要な経費をできるだけ少なくて済むよう努力を続けています。将来、会報をインターネットでお送りするとか、名簿をCD-ROMでお送りすることが可能になれば、本部支出が画期的に節約できますが、それまでは現状を続けて行くことに致します。会員諸氏には洛友会を引き続きご支援下さるようお願い致します。
洛友会本部幹事
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