東京支部総会報告
平成15年5月25日(日)に目黒の八芳園にて東京支部の支部総会を開催しました。今年度は本部総会も併せて開催され、本部から近藤文治会長、池上文夫副会長以下6名様を来賓・本部役員としてお迎えし、東京支部の58名と合わせて総勢64名による会合となりました。
支部総会は午後2時に和田支部長による挨拶で始まり、柴沼総務幹事から平成14年度の行事、予算・決算などの説明、前川監事から会計監査結果の報告がありました。決算内容は拍手をもって承認されました。
次に、柴沼総務幹事から支部会則の用語明確化などの修正案の説明があり、案通りの制定が、拍手をもって承認されました。引き続いて次期役員候補の紹介が行われ承認されました。平成15年度の新役員は支部長 藤江恂治、副支部長 馬場征彦、総務幹事 沢辺学、会計幹事 田村俊之、監事 関清三の5名です。和田支部長は退任に際して、役員人選など苦労する局面もあったものの、洛友会設立50周年の節目において、会員各位のご支援により、計画に沿った運営ができたことについて感謝を述べられました。
その後、役員交代し藤江新支部長より、会費納入率の向上策を積極的に検討するとともに、景気の低迷という環境下において、
名簿広告に一部依存している収入構造の改善や他学部や他大学との交流について意見交換を重ね提案していくことで、先駆的役割を担う支部を目指したい、との挨拶がありました。
引き続いて沢辺新総務幹事より、 平成15年度の行事、予算計画が説明され承認されました。 その後平成14年度に米寿・喜寿を迎えられた方々(米寿8名、
喜寿14名)のお祝いを行い、出席されていた喜寿の三浦様(昭24年卒)、澤田様(昭25年卒)、山田様(昭25年卒)に代表として、お祝いの目録が手渡されました。
午後3時より洛友会本部総会が開催されました。近藤会長のご挨拶に続いて、14年度事業報告・収支決算、15年度事業計画・収支予算、役員人事の審議が行われました。その後、荒木教授から桂キャンパスへの移転の現況についてのご報告などがありました。
同日、同会場で午後4時より、洛友会の会員でもある日経BP社日経コンピュータ編集長 横田英史氏(昭55年卒)をお招きし、「ITの光と影〜これでいいのか日本のIT〜」
というテーマで講演会を開催しました。 開会に際し、和田前支部長より、講師の略歴の紹介、本講演会参加への 感謝が述べられました。横田氏からは、ITはツールであり目的ではない、情報技術は既に充分揃っているので、知恵を働かせて「何をやるか」ということが最も重要である。ユビキタスの時代に入って、ネット対応の携帯電話が普及したモバイル大国日本にチャンスが到来しているはずである。まずはコンピュータ、通信、家電、自動車、ゲームなどを融合したグランドデザインが必要であるとの提言がありました。日本のIT業界の抱えている本質的な問題として、外注化・分業化の進展によりプロジェクトマネジメントのできる経験豊富なSEが不足し、その育成が充分でないこと、技術力の充分でないコンサルタントが横行していること、報酬額が比較的小さいアジアの優秀なエンジニアとの競争が必要となっていること、などが挙げられました。示唆に富んだ講演内容に会場は大変盛りあがりました。
午後6時前より恒例の懇親会に移りました。馬場新副支部長の挨拶の後、池上副会長の乾杯ご発声で始まり、料理を囲んで会員の方々の談笑が広がるなか、米寿、喜寿を迎えられた方々を代表して喜寿の三浦様、澤田様、山田様に記念のスピーチを頂きました。伊藤様(昭54年卒)による東京支部ホームページの紹介のスピーチにつづき、山田様のリードによる恒例の琵琶湖周航の歌の合唱があり、最後は田村新会計幹事の中締めにより午後7時半頃に散会いたしました。
田村俊之(S60電子卒)記
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