洛友会東京支部総会・講演会・懇親会の報告
平成16年6月12日(日)に目黒の八芳園にて東京支部の支部総会を開催しました。総勢56名による会合となりました。
支部総会は午後2時に藤江支部長による挨拶で始まり、沢辺総務幹事から平成15年度の行事、予算・決算などの説明、関監事から会計監査結果の報告がありました。決算内容は拍手をもって承認されました。
次に、沢辺総務幹事から、若年層の掘り起こしなどの特命事項を担う庶務幹事の新設などの支部会則修正案の説明があり、若干の修正を施して、拍手をもって承認されました。引き続いて次期役員候補の紹介が行われ承認されました。
平成16年度の新役員は支部長 馬場征彦、副支部長 古濱洋治、総務幹事 田村俊之、会計幹事 川上弥、庶務幹事 富岡耕治、監事 関清三の6名です。藤江支部長は退任に際して、法人化への対応や若手会員との交流といった課題への対応に心残りがあること、また東京支部活動への会員各位のご支援に感謝を述べられました。
その後、役員交代し、馬場新支部長より、会費納入率の向上および若年層の掘り起こしを積極的に検討するとともに、景気の低迷、大学の独立法人化および若年層の就職状況の変化(推薦→自由公募中心)などという環境下において、収入構造の改善や同窓会のありかた、若年層との意見交換を重ねることにより、同窓会の直面している危機的状況を打破していく支部を目指したい、との挨拶がありました。
引き続いて田村新総務幹事より、 平成16年度の行事、予算計画が説明され承認されました。 その後平成15年度に米寿・喜寿を迎えられた方々(米寿4名、
喜寿11名)のお祝いを行い、出席されていた米寿の永安様(昭16年卒)に代表として、お祝いの目録が手渡されました。
同日、同会場で午後3時30分より、京都大学名誉教授 池上文夫氏(昭22年卒)、東京大学大学院教授 仁田旦三氏(昭42年卒)、京都大学大学院教授 松重和美氏の3名の講師の方をお招きし、「京都大学独立法人化に伴う産学官と洛友会のあり方」という演題で講演会を開催しました。
開会に際し、藤江前支部長より、講師の略歴の紹介、本講演会参加への感謝が述べられました。松重氏からは、独立法人化に伴う教職員の職場環境変化(「教官」から「教員」へ)、京都大学の産学協同の取り組みのご紹介、仁田氏からは、ご在職中の東京大学の同窓会と洛友会のシステムや制度の違いや他大学の同窓会の状況についてのご紹介、池上氏からは、洛友会本部の収支状況についてのご紹介があった後、パネルディスカッションに入り、会場も交えた活発かつ有意義な意見・情報交換が行われました。洛友会の本来の目的の議論の中で、近藤会長(昭18年卒)からは、過去の洛友会の歴史についてのご紹介などがありました。
午後6時前より恒例の懇親会に移りました。古濱新副支部長の挨拶の後、池上副会長の乾杯ご発声で始まり、料理を囲んで会員の方々の談笑が広がるなか、米寿、喜寿を迎えられた方々を代表して米寿の安永様に記念のスピーチを頂きました。富岡新庶務幹事(昭61年卒)による若手のスピーチにつづき、恒例の琵琶湖周航の歌の合唱があり、最後は馬場新支部長の中締めにより午後7時頃に散会いたしました。
川上弥(昭61年卒)記
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