東北支部総会報告
6月16日(土)、仙台市内の「ホテルJAL・CITY仙台」で平成19年度東北支部総会が開催されました。
本部より長尾真会長の御出席をいただき、東北支部会員は7名が出席しました。
総会では、まず、2月に開催された本部役員会の開催概要について報告がありました。続いて、議事では、決算、予算案、および、支部長の交代について提案があり、参加者全員の一致で承認されました。新支部長には井上茂氏(昭和48年卒)が就任することとなりました。
総会の後、長尾会長より「国立国会図書館長に就任して」と題して、民間人初の国会図書館長に就任されるに至った経緯、国会図書館の位置づけや日常の業務などについて御講演をいただきました。特に、民間人から見た国会図書館の姿や、直面している課題として、例えば、携帯小説など紙化されていないものをどのように扱うか、また、図書の永久保存の手段として昭和30〜40年代にフィルム化してきたものの、温度管理の問題等で劣化が激しいことから電子化を進めているが、和紙に墨で記録したものが千年以上の保存実績を持つのに対して電子情報がいつまで保存できるか誰もわからないのではといった話題を、大変、興味深くお聞きすることができました。なお,毎年、総会参加者が限られることから、今回特別に、講演会、懇親会は洛友会員以外の京大卒の方も参加可としましたところ、資源工学科卒の1名の参加をいただきました。
続いて、懇親会では伊藤前支部長の乾杯のご発声の後、久し振りに顔を合わせた者同士で自由に議論に花を咲かせ、瞬く間に予定の時間となり、来年の総会での再会を約して散会となりました。
東北支部は、東北6県と新潟県在住者より成りますが、全体でも40名弱と少なく、是非、若い人が就職先として当地を選ばれ、支部会員数が増えますよう、お待ちしています。
秋山康人(昭57年卒)記
支部役員(敬称略)
支 部 長 井上茂(昭48)・新
副支部長 内山秀男(昭41)
評 議 員 大家寛[顧問](昭34)、三上謹五(昭21)、
三輪修(昭34)、伊藤貴康(昭37)・新
幹 事 秋山康人(昭57)
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