子供の誕生直前に思うこと
田口真海(平13年卒・中部支部)
もうすぐ子供が生まれます。現在の心境・思うところを記しておきたいとおもいます。
1.実感が湧かない
妻が妊娠した当初、おなかもまだ出ていなかった頃、私には子供が生まれるという実感、自分が父になる実感がありませんでした。「まだ生まれるまで時間はあるさ、実感も次第に湧いてくるだろう」と考えていました。しかし、今になってもそういった実感は湧いてきません。
妻に聞いてみたところ、妻も最初のころは実感はあまりなかったようです。しかし、産婦人科での検診のたびにエコーを見たり、日常生活の中でも自分のおなかの中で赤ちゃんが動いたり、生まれてくる赤ちゃんのために物を見に行ったりすると(おむつ・服・おもちゃ・乳母車・チャイルドシート等)、次第に実感が湧いてきたとの事です。
自分のおなかの中で赤ちゃんが動く感覚は、男には分からないので仕方がないですが、赤ちゃんのために物を買いに行くのには何度かついて行ったこともあります。買い物という同じことをしていても、妻には実感が湧き、私には実感が湧きません。おそらく私には、赤ちゃんが生まれてしばらくしないと、実感は湧いてこないと思います。ですから、私はお腹の大きくなった妻の荷物を持ったり、一緒に散歩に行き、歩きにくそうな妻の背中を押したりと、今私が出来る事をして妻を支えていたいです。精神的に落ち込んでいる時(マタニティブルーの時)は、妻を笑顔にする為に、妻の話を聞いたり、遊びに行きたいという場所へ行き気分転換になるように過ごしています。
2.子供の名前
私の名前は「真海(まさうみ)」といいます。こちらが名乗る前に読み方がわかる方はなかなか居らず、「まさみ」、「しんかい」などと呼ばれることもよくあります。また、「(名前に海があるということは)ご実家はお寺ですか」と聞かれたこともあります。私の父はサラリーマンで、親戚にもお寺の人はいません。父は海釣りが趣味なので、この名前を選びました。字画などはまったく考慮しませんでした。私自身はこの名前を気に入っているのですが、初対面の人には名前が分かりにくいので、自分の子供には初対面の人でもすぐに分かるような名前をつけたいと思っています。
しかし、子供の名前を決めるのは簡単ではありません。最初のころは、私も父と同様に、字画はまったく考慮せず、付けたい名前をつければいいだろうと思っていましたが、字画も良いに越したことないだろうと思い直し字画にこだわり始めてからは、途端に難しくなりました。
今はインターネットで姓名判断ができます。名前を入力すると運勢が表示される仕組みになっています。そこで、自分たちの思いつく名前を入力し、良い運勢になるものを選ぼうとしました。しかし、自分が考えた名前を「名前のバランスが悪く、人生につまづきやすい運勢」、「幸運にはめぐまれにくい」などと診断されるのは精神衛生上あまり良くありません。インターネットのみで名前を決めることには限界を感じました。そこで、子供の名づけ用の本を入手し、それに従ってよい運勢の名前を探すことにしました。
やはり専門書には候補が大量に並べられています。私の名字の画数に合う名前は、「翔、達也、諒、雄大・・・・」らしいです。このように、本にはたくさんの候補が並べられていますが、今までのところ妻と私が納得する名前にはめぐり合えていません。
出生届は赤ちゃんが生まれてから14日以内に出せば良いので、赤ちゃんの顔を見てから名前を考えようということになりました。
3.習い事のこと
気の早いことで、子供にどんな習い事をさせるかといったことも考えています。水泳や体操といった体を使うものから、書道、英会話などの頭を使うものまで、習い事はいくつもあります。ちょっと変わったところでは、このまえゴルフの練習場に行ったら、3歳くらいの男の子と女の子が、コーチにゴルフを教えてもらっていました。クラブはとても小さく、ボールもほとんど飛びません。「こんな小さい子にゴルフは早すぎだ」と思いながら、それを見ていました。
ゴルフは別にしても、私は、子供には何か体を使う習い事をさせたいと考えています。私自身があまりスポーツは得意ではなく苦労したので、子供にはせめて苦手意識を持たない程度には、スポーツができてほしいという思いがあります。
子供にはいろいろやらせてみて、そのなかで子供が気に入ったものを(長続きしそうなものを)、選ぼうかと考えています。
4.育児の手伝い
男は会社で仕事、女は家で育児という時代ではないようで、私もできる限り育児を手伝いたいと思っています。
平日は仕事があるので子供と接する時間はそんなに取れず、あまり育児はできないと思いますが、その分休日には時間をかけて長く子供と接したいと思います。
今自分が考えている、自分にできそうな育児としては、子供が赤ちゃんのうちは、おむつを替えたり、お風呂に入れたりなどがあります。
そして、ある程度子供が大きくなったら、色々なものを見たり、聞いたり、さまざまな体験をさせて、視野の広い子にしてあげたいと思っています。
これまで取り留めのないことを書いてきました。実際に子供が生まれると、今の自分が考えているとおりに育児ができないことも多いと思います。そういったときにも子供のことを考え、その状況に応じて最適な育児をしていきたいと思います。
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